白黒学派

Monochrome School

現象学の徒のはしくれとして

一本足の蛸経由で、とあるサイトを読んだのですが、フッサールに関する記述であまり感心しない箇所がありました。フッサールは、認識を心の作用とする心理主義が横行する当時に、その心理主義を批判し、客観的なものの立証に一生を捧げたと云ってもいいはずです。フッサールならば、世界は実在するか否かという問いは形而上学的な問いとして答えることは拒絶したと思います。世界の物理的実在ではなく、世界の形式的な条件が問題なのです。

はてなブックマークで客観的なものとしてフッサールがあげたノエマのことを指摘しているひともいたのでちょっと安心。

あと哲学のタグを作っていませんでした。あとで作ろう。