白黒学派

Monochrome School

ダ・ヴィンチ・ナビ主宰Twitter読書会・特別UST座談会

昨日、ダ・ヴィンチ・ナビ主宰Twitter読書会の特別UST座談会にゲスト出演いたしました。
そこでご紹介した蔓葉セレクトによる6人の「これからくるミステリー作家」をここに挙げておきます。


●天祢涼さん 異世界ミステリ枠

葬式組曲 (ミステリー・リーグ)

葬式組曲 (ミステリー・リーグ)


市井豊さん 学園ミステリ枠 蔓葉一押し!

聴き屋の芸術学部祭 (ミステリ・フロンティア)

聴き屋の芸術学部祭 (ミステリ・フロンティア)


青柳碧人さん 数学ミステリ枠

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)


●中維さん ライトノベルミステリ枠

探偵失格〈2〉真神原伏ノ殉教殺人 (電撃文庫)

探偵失格〈2〉真神原伏ノ殉教殺人 (電撃文庫)


●深木章子さん イヤミス

鬼畜の家 (a rose city fukuyama)

鬼畜の家 (a rose city fukuyama)


三津田信三さん ホラーミステリ枠

幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)

幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)


●森晶麿さん 本格ミステリ

黒猫の遊歩あるいは美学講義

黒猫の遊歩あるいは美学講義


僕の趣味嗜好のため本格ミステリ寄りになっていますが、広義ミステリの範疇のセレクトであり、なによりも「これからくる」という基準については、ゆるく考えたリストであります。

個人的には「これからくる」という基準が「ベストセラー作品を生み出す作家」なのか、「作品のドラマ化・アニメ化」なのか、「ミステリファン以外にも知られていること」なのか、それぞれ一理あるものと思っていました。なので、この問いに答えることは、その返答者の出版メディアに対する意識を答えることにとても近いなと考え、そのようなことを説明したつもりです。

それにしても、一緒にゲスト参加した飯田一史さんや藤田直哉さんのコメントや、Twitter読書会のハッシュタグで挙がった意見もなかなか楽しく、とても勉強になりました。

なお、僕が「新本格」についてどのように考えているか、ほぼ話すことができませんでしたが、それについては先日刊行しました『21世紀探偵小説』収録の「『新本格ガイドライン、あるいは現代ミステリの方程式 」を参照ください。

21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊

21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊

今回の特別座談会や、そもそものTwitter読書会については、主催者のゆりいかさん( @yuriikaramo )がおまとめになるとのことですので、その際はあらためてご紹介したいと思います。

また、ちなみにUST座談会の映像は、後日ツブヤ大学アーカイブ(図書館)に登録されるそうなので、ご確認いただければと思います。若干、気恥ずかしいことは、ここだけの秘密です。