白黒学派

Monochrome School

ミステリーズ!extra

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とりいそぎ、ご指名のあった堺三保「二キロじゃ足りない」の話。以下、期待に応えるべく、通常モードを抜きにして、好き放題書きます。まず部室の場所は○山の幻文研の合同ボックスを想起して読んでしまいました。きっとパンダカラーに塗られたズゴックが飾ってありますよ。間違いない。身内ネタですが。あとSF研蔵書というのにも笑ってしまいました。さて、その部室探偵という設定自体は好印象といいますか、これまでなんで書かなかったんだろうと思います。奇抜な発想をディスカッションするには実に良い設定なんじゃないでしょうか。あとは幻想文学研究会と西洋哲学科とインド哲学科と東洋哲学科も足してあげるとなおよいかと。ただ、その設定に比べ、実際の推理がちょっとこぢんまりな印象に思いました。次は西澤先生もびっくりのぶっ飛んだ推理に期待します。それと読み違いかもしれませんが、最終的な推理と「足りない」という表現は齟齬が生じているような気がします。それと全体的なミステリ史観がちょっと古いかなという気もします。ノックスの十戒をまともに検証の根拠にする部長がいるのはどうなんでしょう。最後に萌えキャラと萌えシチュエーションをいかにつくれるかが鍵かなあ。新庄を眼鏡っ娘にするとか。あとなんらかの決め台詞、「ポエッと解決!」みたいなものを希望しますです、はい。あと夏合宿ネタ読書会ネタ、追いコンネタ希望です。夏合宿は色恋をからめるとなおよし。

そうそう部室という場所ではないですが、SFオタク、ミステリオタク、幻想小説オタク、物理オタク、魔術オタク、文学オタク、美術オタク、数学オタクが議論を交わす小説として『匣』を読んでいるわけです。