白黒学派

Monochrome School

日向まさみち『本格推理委員会』

読了。第一回ボイルドエッグズ新人賞受賞作、だそうです。中心となる不可解な事件はこぢんまりしているものの、青春ものの推理小説として非常に楽しめました。特に後半の様々なことがらが重なっていく過程は実に気持ちいい。素直に騙されました。結局■■■■だったというのは、心に仕舞っておきます。それと萌えられる登場人物がいなかったのが、個人的には残念なところ。ミア、椎、梢、鈴音、菜摘、杏子、美咲といるなかで、無理矢理選んでみれば、菜摘かなあ。わかった、珍しく色恋沙汰の関係ない青春ものだからでしょう。あと、あざみ理事長は鴉の濡れ羽島のメイドに説教してもらったほうがいいと思います。続編希望なので、今回脇役だった登場人物に活躍してほしいものです。