白黒学派

Monochrome School

今週の「R25」

「萌えをつかむビジネスセンス」には特に語るべきところもないので中止。かわりに「R25」です。今週のインタビューは、京極夏彦でした。内容は題にもあり本人も語っているとおり「面白くない本はない」ということ。この話は何度見聞きしたことかと思う一方で、明後日から公開の『姑獲鳥の夏』映画化もあってあえて主張を強調しておきたいのではないかと思いました。作家と作品の区別についても、いつものとおりです。本当にシステマティックな認識をしている方ですね。僕も小説家が作品を支配しているという一昔前の見方は、全然認めていませんが、その一方で作家も、作品にかなり近い立ち位置にいる一読者としての意見をいうことはいいんじゃないかと思います。と思って読みなおしてみたら、京極さんの話はそうとも読めてきたわけで……。