白黒学派

Monochrome School

アクエリオン

日常が帰ってくる。とはいえ、まだまだ宿題は残っているので、随時処理をしないと。というわけで、とりいそぎ溜まったアニメを消化することに。まずは、友人のたかゆさんにお願いして見逃した「撲殺天使ドクロちゃん」3話、4話を観させてもらうため遊びに行く約束をする。そして、たかゆさんと楽しく感想を交換しあおうと思い、今期、個人的に非常に期待している「創聖のアクエリオン」を、テープの束から探しだし再生してみる。……なぜか後半15分しかない。確認の結果「エルフェンリート」と時間がかぶっていて、録画できていなかったことが判明。そんな初歩的な失敗をするなんて……。とりあえず、その15分だけ楽しむ。


結果。


僕の色眼鏡に狂いはなかった。このアニメは「おかしい」。「無限拳」「嫉妬変性剣」「逆念写爆破」などなど、人間の想像力の限界を超えた演出が目白押し。たとえば、敵の攻略法がわからず、悩む主人公を、司令官や上官が適切にアドバイスをして倒すというのがこういったロボットアニメの普通の演出だと思うのですが、このアニメはそのアドバイスが、ギャグとして成立してしまっている。敵の特殊攻撃によってロボに乗る3人のパイロットがいがみ合う場合、外部のアドバイスとしては嫉妬を抑え、自分を律するみたいなことを想定するだろうが、この作品は違う。嫉妬は人間のエネルギーだと「肯定」してしまい、なおかつそれを技として昇華してしまうのだ。それが「嫉妬変性剣」。主人公側でそんな技をくりだすなよ、と爆笑してしまいました。おそらく「スパロボ」狙いですね。「超重神グラヴィオン」が好きな人はたぶん楽しめるんじゃないかと思います。


というわけで。たかゆさんに4話を発掘してもらい、はじめてOPを観ることができました。うわさでは聞いていたけれど、なんて壮大な歌なんだろう。

一万年と二千年前から愛してる〜♪ 八千年過ぎたころからもっと恋しくなった〜♪ 一億と二千年経っても愛してる〜〜♪

弥勒菩薩もびっくりの長期的思春期だ。